テント内の気温は7度。外は相当冷え込んでそうな感じ。
ジャンパーを着込み、手袋を装着して、カメラを持ってテントの外へと出ます。
夜空を見上げると、東の大日連山の方角にはもうオリオン座が輝いていました。
天の川は反対の西側に薄く見えます。
星は見事に満天の空に広がっていますが、全体的に薄雲がかかっている感じ。
でも逆にこれならソフトフィルターがなくてもいけるでしょう。
早速撮影に入ります。
テント灯りが少なかったのが残念ですが、まあ結構イイ感じですね。
特に3枚目の、流れ星と人工衛星(ISS)と登山者のヘッドライトのコラボは全くの偶然ですがなかなか面白く撮れました。
それにしても山男&山ガール(ここも非常に多い)たちの朝は早い。
皆、山の上でのご来光を望みに行くのでしょうか。ヘッドライトの光が山の麓を次々と上っていくのが見えます。
4時近くになるともう空が明るくなってきました。
撮影時間は1時間もありませんでしたが、まあこれだけ撮れれば上等でしょう。
しかし寒い。風がほとんどないのが幸いですが、その分かなり冷え込んでいる感じです。
とりあえずテント内に戻って、ジャンパーを着たままシュラフに潜り込み、そして使い捨てカイロを握りしめながらまた就寝体制に入ります。
さすが「バロウバッグ #2」。包まってしまえば快適です。ま、隣の奥さんが使っている「ダウンハガー #2」の方がもっと暖かそうなんですが・・。(どれくらい違うのだろ?)
ちなみに今回ランタンは諦めて、モンベルの「クラッシャブルランタンシェード」というヘッドライトをランタン代わりにするものを持ってきたのですが、これがなかなかのヒットで全然使えました。何よりわずか5gと超軽いのが良い。^^
午前5時過ぎに起床。
まずコーヒーを淹れながら、カップヌードル用のお湯も沸かします。
コーヒーはミルを持ってくるのを諦めて、自宅で挽いた粉を持ってきました。
キャンプ場でコーヒー豆を挽く時間が結構好きなのですが、少しでも荷物を軽くするためには仕方ありません。

朝のコーヒータイム
温かいコーヒーを飲みながらポーっと外を眺めます。
向かいの大日連山の向こう側がかなり明るくなってきました。
もうすぐあの稜線から太陽が顔を出してくるはずです。
と、よく見ると、その稜線上を小さく人影が歩いているのが見えました。(おお、すげ~)

もうすぐ日の出です

稜線に小さな人影が・・
たぶん朝3時ごろから出発して行ったうちの一人でしょう。
それにしても何とも気持ち良さそう。いったいどんな景色が見えているのでしょう。(非常に気になります)
朝ご飯は色々と悩んだ結果、一番お手軽なカップヌードルにしました。
何より軽いし、奥様のザックに余裕がありましたので。
もちろんこんな所ではスープも捨てれませんので、すべて飲み干します。
ま、温かいスープは美味しかった。

カップヌードルめちゃウマです

気温は7度ほど
午前6時前の気温は7度ほど。
さすが標高2350m。下界とは20度前後の差があります。
しばらくすると大日連山の方からキャンプ場に朝日が差し込んできました。
そして日射しとともに一気に気温も上がってきます。
てことで、お腹も落ち着いたので、奥様と近くに散策へと出かけることにします。

朝日が差し込んできました

朝の雷鳥沢キャンプ場

川のせせらぎが気持ち良いです

雷鳥坂方面へ

眺めの良いところに出ました

朝日に照らされるキャンプ場
雷鳥坂方面へ10分ほど上った眺めの良いところで写真撮影してUターン。
すると下るときに対向の方々から「エ?もう上ってこられたのですか?」と声をかけられちゃいました。(ご来光を見に行ったと思われたようです・・^^;)
戻って、すぐにテント撤収。
ステラリッジ2は非常によく出来ていて、撤収もあっという間。
ま、この日は夜露が全く付かず、テントがほとんど濡れていなかったのでとても楽に撤収できました。
ただ一つの難点はフライシートのスタッフバックが小さくて入れづらいこと。
インナーテントの方はやたら余裕があるのに、なぜかこっちはキチキチです。
30分ほどで撤収完了。
テント撤収はスムーズでしたが、ザックに荷物を入れるのにかなり手間取ってしまった。
食材やお酒など荷物が減っているはずなのに、なぜか前日よりも更にザックがパンパンになってます。(アレ?)

ザックがやたら大きくなってます ^^;
さ、では出発です。
ちなみに、この日はこれからまず「みくりが池温泉」に行って、そこにザックを置いてから「室堂山」に上る予定。
以降、vol.4に続きます。
私はテント派なので車中泊未経験なのですがBD-1なら折り畳むとコンパクトになるの…