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フィアット500をAnycaでレンタルしてみた

以前から一度乗ってみたいと思っていたフィアット500S。
900ccの並列2気筒というまるでバイクのようなエンジンを搭載。しかもこの車は何と5速MTというかなりレアな仕様です。

Anycaというカーシェアリングシステムを初めて利用してのレンタル。
レンタカーではなくあくまでも個人間シェア(一部カーディーラー等もあるらしい)なので、「わ」ナンバーではなく、料金も非常に安いことが特徴。
ちなみにこの車の場合、保険料込みで24時間借りて6000円ほどであった。

会社でレンタカー事業もやっているので、その仕組み自体にも非常に興味あり。
予約も連絡も貸し渡しも、やり取りはすべてスマホ上。今回は貸す方も借りる方もお互いに初めての受け渡しでやや混乱気味であったが、何とか無事完了。ま、しかしよく出来たシステムである。
それにしてもこんな仕組みを考えて実現させた人を素直に尊敬する。たぶん役所関係との交渉はハンパなかったと思う。

ちなみにこのフィアット500のオーナーさんは、小さな子供を抱えた若い女性であった。
ちょっと特殊なバックギアの入れ方と、リアゲートがリモコンキーでしか開かないこと、そしてエンジンマークやビックリマークの警告灯がときどき点くこと(ディーラーに相談されているらしい)などの説明を受けます。(^.^)

ま、何たってイタリア車なので、それほど気にすることはないでしょう。

フィアット500S 2014年式

ツインエアエンジン

おしゃれな内装

色々な警告灯が点いてます

さてこのフィアット500の走りの方はというと、やはりなかなか特徴的なものであった。

ただしツインエアエンジンは、想像よりもずっと乗用車的でおとなし目。
もっとバイクのように鼓動感が感じられると思っていたが、それほどでもなかった。
でも普通のエンジンに比べるとやはり振動も排気音も高めである。
低回転でのトルクがなく、3000回転以上でないと普通に走れない感じ。しかもかなりハイギヤードなMTなので、40km/h程度なら2速、50~60km/h程度で巡航するなら3速が適切な感じ。5速は完全に高速道路でしか使えないレベルとなる。
ただしエンジンは結構軽やかに回るので、それほど回しているようには感じない。ま、これはこれで面白い。

ハンドリングは思ったよりも良い。
カーブではあまりロールせずに四隅にあるタイヤがキュっと踏ん張っている感がある。
ボディがとてもしっかりしていて、乗り心地も悪くない。非常に小さな車体だが安定している。
ただし低速域での走りだけはイマイチ。なぜかそこだけ不自然なハンドリングになる。

MTの方は、ストロークがかなり長く、クラッチの繋がり感も結構アバウトな感じ。
今回は丸々24時間借りて300km近くも走ったが、このクラッチ操作だけは最後まで慣れることができなかった。
ただしこのあたりは、オーナーさんの癖が付いているのかもしれない。

ま、何にしてもこの車は、ツインエンジンをドドドドド・・とのんびり流すように走るのがキャラに合っている。そしてそういう走りが一番楽しい。ちなみに燃費は20km/l超と結構良い。

楽しい車でした

とても気になっていたツインエアエンジンを丸々一日堪能できたのは有難かった。
同じエンジンを積んだフィアットパンダの方にも乗ってみたかったのだが、今のところAnycaではまだ登録されていない。
たぶんこのエンジンはパンダの方がよりキャラに合っているように思う。のんびりトコトコと走るイメージがあってさらに楽しそうである。

ちなみにこの車を返却した後に乗ったS660号は、まるで精密機械のような走り。
ハンドリングもシフトもブレーキも寸分の狂いもない。

マシンのような走りのS660号

納車からもう4年が過ぎ、すでに30000km以上走っていますが、未だに心躍る走りを楽しませてくれます。