倉敷で美術と絶品イタリアンを堪能する

何だか雨続きの週末。
キャンプもトレッキングも、そして自転車にも乗れないということで、奥様を連れてサクっと倉敷まで行ってきました。

狙いは「大原美術館」。
以前読んだ「楽園のカンヴァス」に登場する絵画がいくつか展示されていると知って、いつか行ってみたいと思っていたところです。

アクセラ号で7時前に自宅を出発して、10時前に倉敷に到着。
ちょっと早かったので、大原美術館の向かいにある「倉敷市立美術館」にも行ってみることにします。

ちょうどやっていたのが「山本二三展」。

「倉敷市」50周年記念事業 山本二三展

「倉敷市」50周年記念事業 山本二三展

これが意外に面白かった。

山本二三氏というのは、日本のアニメーション美術の創造者として、「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」、そして「火垂るの墓」「時をかける少女」をはじめに非常にたくさんの作品の美術監督を務められた方のようです。

とにかくその緻密で繊細な筆さばきに驚きの一言。
草花の葉や枝の細かな質感から、風景の奥にあるビル群の一つ一つの窓まで、全く手を抜かずに書き切っているところが凄い。
そして光の入り方も忠実に表現されているところも素晴らしい。
正直アニメの背景画がこんなにも労力をかけて作り上げられているとは知りませんでした。

ちなみにジブリ好きの奥さんもかなりご満悦なご様子。(何とルパン三世もありました・・笑)
とても空いていたので、じっくり作品を見ることができたのも良かった。

お昼は倉敷美観地区内にあるイタリアン「ペーシェルーナ」へ。

ペーシェルーナ

メイン料理の魚バージョン

メイン料理の肉バージョン

デザートのパンナコッタ

ここ超絶に美味かった。

私的には今まで食べたイタリアンの中では一番かも。
特にフォカッチャが最高。(エ?ソコ?)
程よい塩加減と香ばしさ。表面は軽くサクっと、そして中はシットリ。(あまりに美味すぎて写真撮り忘れたわ・・^^;)

20席ほどの小さなお店で、ご夫婦二人で切り盛りされてる感じ。
オープンキッチンで厨房がすべて見えるようになっているのですが、何よりシェフの動きが素晴らしい。
ほぼ満席でかなりパニクっているはずなのですが、そんな様子は微塵も見せることなく、ただ静かに的確に次々と料理を仕上げていきます。とにかくその動きに全く無駄がない。まるでショーのよう。その動きを見てるだけで楽しい。

昼からは大原美術館へ。

大原美術館

ピエールの「幻想」、エル・グレコ「受胎告知」、パブロ・ピカソ「鳥籠」など、楽園のカンヴァスに登場した有名どころの絵画はほぼ堪能することができましたが、一番楽しみにしていたアンリ・ルソーの「パリ近郊の眺め、バニュー村」がなぜか見当たらず。(アレ?)
館員さんに尋ねてみると、何と「すいません。ただいま所蔵庫の中に入ってます」とのこと。(オーマイガー・・( ;∀;))

う~ん、仕方ありません。また機会があったら再び来ることにしましょう。

てことで、最後に雨の倉敷美観地区を散歩しながら帰路の途へ。

倉敷美観地区

牡蠣せんべいと牡蠣だし

ちなみにこの日の歩数は約9000歩で歩行距離は約5km。

ああ、しかし運動不足やな。。。

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