絶景の小梨平キャンプ場で夫婦キャンプ vol.3

翌朝6時起床。
それにしても山男&山ガール(かなり多い)たちの朝は早い。
もう午前4時くらいから周りがガサゴソと騒がしくなってきてました。

ま、それはそうと今日もとても良いお天気です。

テントの中から穂高連峰を望む

小梨平キャンプ場の朝

梓川から穂高連峰を望む

朝日が差し込む穂高連峰

素晴らしく気持ちの良い朝のひととき。

梓川のせせらぎと小鳥たちのさえずりが澄んだ空気の中で響き渡ります。
PRIMUSのバーナーで湯を沸かし、コーヒー豆をPORLEXのミルで挽いて、SnowPeakのチタンマグカップに熱いコーヒーを淹れます。
そしてHelinoxのチェアワンに腰かけてコーヒーを啜りながら、朝日に照らされていく穂高連峰を眺めます。(こりゃ堪らんな・・・^^)

で、ふとスマホで天気予報をチェック。
するとどうもお天気は下り坂で、何と今晩からは雨予報となっていました。(エ? アレ? マジ?)

てことで、奥さんと今後の予定を協議します。
ま、日中は天気が持ちそうですので、とりあえず午前中だけトレッキングして、帰ってきた時に改めて天気予報をチェックして、その時にまた決めましょうてな感じに決定。

とりあえず7時になったので小梨平食堂に行きます。

小梨平食堂の朝定食(和食)800円なり

結構良いお値段ですが、朝早くからこんなに温かいご飯やお味噌汁をいただけるんですから安いものです。
ちなみに写真を撮り忘れましたが、この食堂の大きな窓からも穂高の山並みを望むことができます。
ま、ある意味とても贅沢な朝食タイムです。

で、午前8時半前にトレッキングへと出発。

トレッキングへ出発

実は今回トレッキングポールというものを初めて使用しました。
ま、正直どんなものか分かりませんでしたので、1セット3000円ほどの格安トレッキングポールを使ったのですが、これが想像以上の大ヒット。

何よりも坂を上ったり下ったりするときが楽で、ガレ場で少々歩きにくい所でもポールでちょっと支えるだけで軽くバランスが取れるところが凄い。
また平坦路でも腕でリズムをとって歩く感覚が何とも心地良い。このままどこまでも歩いていけるような気がします。
巷ではノルディックウォーキングということで結構流行っているようですが、なるほどこれはあるのとないのとでは全然違います。とても楽に歩けてしかも楽しい。

ちなみに今日は、昨日行った明神橋からそのまま梓川沿いをもっと先に進み、井上靖の小説「氷壁」で有名な徳澤園を過ぎ、そしてその先にある「新村橋」まで行って折り返してくるルートを予定してます。
小梨平キャンプ場から片道7km程度。ずっと梓川沿いですので、ほとんどアップダウンはありません。ま、ゆっくり歩いてもお昼頃には小梨平キャンプ場に帰って来れるでしょう。

午前10時。
出発から2時間ほどで徳澤園手前にある「徳澤キャンプ場」に到着しました。

徳澤キャンプ場に到着

徳澤キャンプ場からの眺め

芝生がとても気持ち良さそうなキャンプ場です。

実はこの日の一番の目的はこの徳澤キャンプ場を下見することだったりします。
いつかこの徳澤キャンプ場か、もっと先にある横尾野営場にテント泊しながら、そして憧れの涸沢カールに行ってみたいんですよね~。

ま、しかしこの徳澤まででも上高地バス停から片道約2時間歩かないといけません。
横尾野営場なら更に1時間強。そしてそこから涸沢カールまでは3〜4時間の上りとなります。
テント泊一式となると軽量化しても15~20kg程度の50Lザックを背負うことになるでしょう。
う~ん、まだまだ夢の世界やな~。。。^^;

てなことを思いながら徳澤園に到着しました。

氷壁の宿「徳澤園」

氷壁の宿「徳澤園」

うん、いいですね~。

小説「氷壁」で舞台の一つとなった宿です。
魚津も小坂も、そしてかおるも上高地からここまで歩いてきて、そして穂高へと登って行きました。
昭和30年に起きた「ナイロンザイル事件」をモチーフにした物語。
この事件が後のPL法制定に繋がっていったとも言われます。

と思いふけっているうちに、本日の目的地である「新村橋」が見えてきました。

新村橋に到着

新村橋から穂高を望む

パノラマコースは閉鎖中

この橋を渡って涸沢へと抜ける通称「パノラマコース」でも涸沢カールへと行けるのですが、現在はまだ残雪のために不通になっているようです。

それにしても涸沢カールか。(行ってみたいな~)
ま、現実的な夢としては、1日目に小梨平キャンプ場、2日目に横尾野営場、3日目には涸沢カールでそれぞれテント泊し、4日目にパノラマコース経由でこの新村橋を渡って徳澤キャンプ場へ。そして5日目の朝に上高地からバスで帰還・・てな感じのスケジュールなら可能かな?(奥さんと一緒でも?)

う~ん、しかし一体何日休暇をとらなアカンねん。。。^^;

来た道をそのまま戻ります

ホトトギス~♪

キノコみたいなギンリョウソウ~♪

てなことを考えながら来た道をそのまま戻ってると、12時すぎには小梨平キャンプ場に帰ってきました。

往復約4時間。
足も腰も結構パンパンです。
でも私たちのトレッキングコースとしては、ちょうど良い感じ。朝の良い運動になりました。

とりあえずお腹が空いたので、また小梨平食堂に入ります。

また小梨平食堂へ

鶏山賊カレー 1100円なり

鶏の山賊焼きが入ったカレー。
山賊焼きとは鶏肉の南蛮揚げのようなもの。
これが結構美味かった。カツカレーも良いけどこれもよくカレーに合ってます。

で、ココで改めて天気予報を確認しましたが、やはり今晩から明日にかけてずっと雨が続く予報となっていました。(う~ん、ダメか・・)
てことで、もうテントを撤収して帰宅することに決定します。
ホントは明朝までゆっくりしてから帰るつもりでしたが、雨の中をテント撤収したり、バス停まで歩くことを考えると、今日のうちに帰って自宅でゆっくり過ごす方が遥かに楽だということで・・・。

いやしかしこうして奥さんとキャンプに行って、景色の良いところでトレッキングしたり呑んだくれたりするのも結構楽しかったな~。

さて、次はどこに行こうかな~?

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絶景の小梨平キャンプ場で夫婦キャンプ vol.3 への6件のフィードバック

  1. や ま のコメント:

    人生を満喫されていますね。
    昨年秋に、自転車仲間の山屋さんに先導いただき、涸沢でテント泊してきました。
    絶景です。バンブーさんなら余裕で行けると思います。

    • vanboo のコメント:

      やまさん。
      何と涸沢カールにも行かれてるんですね。
      いやいや、やまさんこそ色々なことをやっておられてビックリです。
      そうですか、やはり絶景ですか。ホントに行ってみたいです。
      問題は山岳テントやザックなど新たなツールを揃えないといけないところ。
      でもまずは山小屋泊かな。奥さんも連れて行きたいし。
      それにしても色々と妄想が膨らむ日々でございます。笑

  2. るみちゃん のコメント:

    写真に写っているハイキングコースはMTBも通行禁止ですか?

    • vanboo のコメント:

      上高地バスターミナルより奥はすべて自転車禁止のようです。
      ま、ハイカーさんも非常に多いので無理でしょう。

  3. おち太 のコメント:

    小梨平食堂の山賊焼き! 昔行ったときは、鳥ももが2枚がニンニクベースの酸味の効いた味付けで、一口食べて、嫁と顔を見合わせたほど、とってもおいしかった。盛り付けは、もうちょっとどうにかならないの!?って感じでしたが・・・(^^;
    2年ほどして訪れたら、盛り付けは立派で女子受けしそうでしたが、甘酢あんかけのような、甘ったるいたれがかかっており、かなり落胆したことを覚えています。
    今も甘酢あんかけ風なのかなア・・・。

    • vanboo のコメント:

      小梨平食堂の山賊焼き!
      どうだったかな~。残念ながら山賊カレーしか食べてませんので、山賊焼きの実物は確認できてません。
      ちなみにカレーにはとてもよく合ってましたよ。^^

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