夜の余呉湖で水没そして星空撮影

GW後半の5月4日の晩に、滋賀県の琵琶湖の北にある余呉湖まで星空撮影に行きました。

この余呉湖での狙いは「湖面に写る天の川」を撮ることです。
以前インスタグラムでそんな写真を見て、私の「いつか撮ってみたいシリーズ」の中にエントリーされておりました。

夕食もお風呂も済ませ、大阪の自宅を18時半に出発。
高速を京都東で下りて湖西道路を北へと進みます。GW期間中だけあって対向車線は大渋滞でしたが、さすがにこの時間に北に向かう車は少なくいたって順調。そして余呉湖に21時ごろに到着します。

予め撮影スポットとして考えていたのは、余呉湖湖畔の「ビジターセンター」と「余呉湖観光館」の二か所。
うち余呉湖観光館は、視界が開けている方角が悪く、そのうえ湖面に桟橋などが写りこんでしまうのでボツ。
結局、ビジターセンター東側の大きな駐車場からの景色が一番良かったので、ココで撮影することに決定します。

天候は良好です。
空は晴れわたり、風もほとんどありません。
しかし南側の空がかなり明るい。たぶん大津か京都市街の光かと思われますが、肉眼でもそこだけ空が明るくなっているのが分かります。
先客が1名いらしたので、「こんばんは。ココで撮ってもいいですか?」と声をかけると、「あ、はい、どうぞどうぞ」と返ってきたので、少し離れたところに撮影場所を確保します。
そしてとりあえず、そこから天の川が出る南南東の方角に向かって、色々と設定を弄りながら撮影してみます。

余呉湖にからの星空 (Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm F2.8)

余呉湖にからの星空 (Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm F2.8)

ISOは1600で、露出が15秒。
う~ん、ほとんど星が写らない。ISOも露出時間もこれ以上上げると白くなってしまう。かなり厳しい。それにしてもあの天の川の写真はどうやって撮ったのだろう??
ま、でも湖面には何とか星が写りこんでいるので、最悪でもその画だけなら撮影できそうな感じです。

と、先客の方が「では、先に失礼します」と、撤収されていきました。
「あ、はい、お疲れ様です」と言って、私もとりあえず機材を撤収して、天の川が出る0時すぎまで車の中で仮眠することにします。
と、その前にトイレを済ませようと、車から少し離れた建物の方へと向かいます。
まだ湖畔には夜釣りをされてる方も何人かいるような感じでしたので、邪魔にならぬようにヘッドライトは赤色にしてトコトコと歩きます。
しかし前方の建物にある自動販売機からの光が強烈で、足元がイマイチよく見えません。

「ん?ココはいったいどうなってるの?」と、真っ暗な足元をよく確認しようと足を踏み出したその瞬間、足が空を切っていきなり「ドッポーン」と身体が水の中に落ちました・・・。(うおっぷ!!)

「あ、オレ、水路に落ちた・・」と思いながら、とにかくまず水から這い上がります。
そしてそのままボトボトの状態で歩き、とりあえず近くにあったベンチに腰かけ、そして「落ち着け、落ち着け・・」と、ブツブツ呟きます。。。。

「それにしても、何であんなところに水路があるんだ?」

ちなみにグーグルマップの空撮図からは、水路はこんな感じにとらえられていました・・。

グーグルマップでの水路の位置

グーグルマップでの水路の位置

そして、グーグルのストリートビューにはこんな感じに・・・。

グーグルストリートビューからの水路

グーグルストリートビューからの水路

この日は家でお風呂に入ってから出発したので、着替えなどは持って来てません。(う~ん、落ち着け・・)

でも、夜車中泊するとき用に下だけスエットパンツを持ってきていることを思い出しました。
「上は?・・・あ、そうだ、ロングジャンパーがあるぞ」
そう、冬場の星空撮影は非常に冷えるので、常にロングジャンパー(サッカーの試合で控え選手などが着ている丈の長いジャンパー)を持ってきていることに気付きました。

「よし、まず着替えよう。このままでは凍え死んでしまう・・・」
またボトボトと歩いて車に戻り、そして(たぶん)誰もいないことをイイことに、そこで素っ裸になります。
と、そのときに上着のポケットに入っていたiPhoneに気付きます。(あ!)
「これも水没か?」
でも見た目は大丈夫そうな感じ。
ま、とりあえずそれは後回しにして、まず先にタオルで体を拭き、そしてパンツもなしにスエットパンツを穿いて、上にロングジャンパーを着込みます。

コレで何とかコンビニに行けます。
てことで、車のエンジンをかけて暖房を最大にしながら、近くのコンビニに行って下着類を買うことにします。
で、無事購入し、そのままトイレで着替えて一段落・・。ちなみにiPhoneの方は、なぜか電源が落とせず、しかも画面をフリップしても反応しません・・。(う、コレはダメだな・・)
「さてどうする?撮影するのか?もう帰るか?」

「いや、せっかくココまで来たので撮影しよう」
とりあえずロングジャンパーがあるので、それほど寒い思いをすることはなさそう。ま、靴はグジョグジョのままですが、これはどうしようもありません。
てことで、とりあえず寝ることにします。

0時半。
腕時計のアラームで目覚めます。(iPhoneのアラームはもう使えません・・)
濡れた靴を履いて車の外に出て空を確認します。もう天の川が出てるはずですが、空が明るいためか肉眼では判別できません。

とりあえずカメラを三脚にセットして撮影を始めてみます。
すると何とか天の川が薄く写し出されいることが、カメラの液晶画面で確認できました。
そして湖面にはいくつかの星が写っていることも見えます。(ヨシ!)

それにしても空が明るい。
てことで、ISOは落とし気味にしてできるだけ露出時間を延ばした方が良いのでは?と、ポラリエを使って追尾撮影してみることにします。
んが、ポラリエをセットする途中で、「あ、iPhoneがないんだ・・」と気付きます。iPhoneがないと、正確な方角測定や水準器機能も使えません。
てことで、とりあえず北極星に向かって目視でセットすることにします。あまり正確ではありませんが、広角レンズですし、まあないよりはマシでしょう。。。^^;

んで、何とか撮影できた写真がコチラです・・・。

余呉湖からの天の川 (Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm F2.8)

余呉湖からの天の川 (Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm F2.8)

余呉湖からの天の川 (Canon EOS6D + SIGMA 15mm F2.8 EX FISHEYE)

余呉湖からの天の川 (Canon EOS6D + SIGMA 15mm F2.8 EX FISHEYE)

うん、ま、なかなかイイんじゃないっすか?
ちょっと天の川が薄めですが、それが逆になかなかイイ雰囲気を出している気がします。
そして何より湖面に写る星の小さな輝きが素晴らしい。(うん、イイ♪ 来てよかった♪)

と、ココまで撮影して時刻は1時40分。
この日の月出時刻は確か3時すぎだったはず。(コレもiPhoneで正確に確認できない・・^^;)
まだ時間はあるし、一応仮眠したので眠気もそれほどない。

てことで、車で琵琶湖まで戻って撮影することにします。

んで、北琵琶湖の適当な畔で撮影したのがコチラ・・・。

北琵琶湖からの天の川 (Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm F2.8)

北琵琶湖からの天の川 (Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm F2.8)

北琵琶湖からの天の川 (Canon EOS6D + SIGMA 15mm F2.8 EX FISHEYE)

北琵琶湖からの天の川 (Canon EOS6D + SIGMA 15mm F2.8 EX FISHEYE)

あ、コレ、意外に良いですね。
余呉湖よりも空が幾分暗くなって、天の川がはっきりしてきました。
そして何より琵琶湖の湖面の柔らかな輝き具合が、この情景の静けさを上手く表現できているように感じます。(また自画自賛・・)

その後、そこから車で1時間弱のところにある、有名なスポットにも立ち寄ってみました。

白鬚神社からの天の川 (Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm F2.8)

白鬚神社からの天の川 (Canon EOS6D + TAMRON SP 15-30mm F2.8)

琵琶湖の湖畔にある「白鬚神社」の鳥居です。

ココでは日の出や月の出の写真をよく見るのですが、天の川とコラボさせてみるのもどうかな?と。。。
さすがにココまで南下すると空がまた明るくなってきましたが、何とか天の川も写りました。
ま、本当はもう少し違う角度からも撮影してみたかったのですが、この時間でも意外に撮影者が多くて思うような場所が確保できませんでした・・・。^^;

その後、湖西道路沿いの道の駅で車中泊。
翌朝は、ゆっくりと下道で大阪まで帰還しました。

iPhoneは、やはり水没で交換と相成りました。
ちなみに交換費用は、加入している携行品損害保険で賄える予定です・・。(入っていて良かった・・^^;)

いや、ま、実はつい数ヶ月前にも、次男坊宅のトイレに水没させてしまい、交換してもらったばかりなのですが。。。www

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夜の余呉湖で水没そして星空撮影 への4件のフィードバック

  1. るみちゃん のコメント:

    青色が綺麗に出ていますね!
    余呉湖は波が少なく、鏡面になる事が多いそうですが、
    星を入れるとここまで綺麗だとは。

    水没、ご愁傷様です・・・怪我なくてほんと良かったです。
    下手したら頭蓋骨骨折とかなっていたかも(^_^;)

  2. vanboo のコメント:

    イイ青でしょ。まさに群青色ですね。
    水没したあの水路は柵もないので、私たちのような夜の撮影者には超危険でし。
    私以外にも落ちた人はたくさんいると思います。(エ?そんな奴おらん?)

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  4. ピンバック: S660号で星撮りポイント探しのロング旅へ |

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